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鏡な
「鏡な〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
鏡なの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「るしへる」より 著者:芥川竜之介
のし》るらく、「悪魔よ、退《の》け、わが心は DS《でうす》 が諸善万徳を映すの
鏡なり。汝の影を止むべき所にあらず、」と。悪魔呵々大笑していわく、「愚《おろか》....
「赤外線男」より 著者:海野十三
もなく白丘ダリアに違いなかった。どうしてこんな繃帯をしているのだろう。それに黒眼
鏡なんか掛けて……と不思議に思った。 一行中の新顔である帆村探偵が、深山理学士....
「獄中消息」より 著者:大杉栄
ラス窓を外して、その向側にそれを当てて見るのです。試みにやって御覧なさい。ヘタな
鏡などよりよほどよく見えます。 * 宛名不明・明治三十九年四月二日 こ....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
、それを黒と白の単色画に、判然と区分してしまうものが、実にこの漆扉――すなわち黒
鏡なのでした。ですから、やや近い色でも、最も光度の高いものに対比されると、幾分暗....
「眼鏡」より 著者:織田作之助
タイを結ぶ練習をしたんだ。同じにされてたまるかい。ネクタイには結び方があるが、眼
鏡なんか阿呆でも掛けられる。眼鏡を掛ける練習なんて、きいたことがねえよ」 「はば....
「城」より 著者:カフカフランツ
ます。眼鏡をふきながら、おそらくバルナバスをじっと見ます。もっとも、クラムが鼻眼
鏡なしでものが見えるとしてのことですが。バルナバスは鼻眼
鏡なしでは見えないんじゃ....
「赤い玉」より 著者:楠山正雄
矛には五|代めの孫でした。 また天日矛はこちらへ渡って来るときに、りっぱな玉や
鏡などのいろいろの宝を八品持っていましたが、この宝は、後に但馬国の出石の大神とまつられました。....
「沙漠の古都」より 著者:国枝史郎
達は湖水の中心へ来た。そこでしばらく船を留めて湖底の様子を窺った。しかし到底水眼
鏡などでは幾丈と深い水の底を突き止めることなどは出来なかった。靡く水草、泳ぐ魚、....
「暗黒星」より 著者:黒岩涙香
はせぬ。よほど度の強い望遠鏡にも写らぬ程だけれど、それでも人々は持ち合わせの双眼
鏡などを取り出してしきりに天を眺めた。 信号を受けて一週間を経ても未だ見えぬの....
「連環記」より 著者:幸田露伴
ようとすると、其包み紙の萎えたるに筆のあとも薄く、「今日のみと見るになみだのます
鏡なれにし影を人にかたるな」と書いてあった。事情が何も分った訳ではないが、女の魂....
「白峰山脈縦断記」より 著者:小島烏水
雪の幅が成長して大きくなる、雪の側はいわゆる御花畑で、四ツ葉塩釜、白山一華、小岩
鏡などが多い。 この大残雪を踏んで、南農鳥の傾斜を登ること半ば頃から、大なる富....
「三筋町界隈」より 著者:斎藤茂吉
で作った器械で除いてやって患者の老人が涙をこぼして喜んだことなどもある。まだ喉頭
鏡などの発明がなかった頃であるから、余計に感謝されたわけである。 今は医育機関....
「無毛談」より 著者:坂口安吾
から、ハゲもなんでもなくなってしまった。 はじめてハゲを見つけられた時は、合せ
鏡などをして、自分のハゲをしらべてみたことも一度はあったが、まったく醜悪なもので....
「街頭の偽映鏡」より 著者:佐左木俊郎
のうちに、気が変になったんだと思うんですよ。その鏡はそんな風に、何もかも変に映る
鏡なもんですから。……鏡の中の世の中が本当なのか? 現実《ほんと》の世の中が本当....
「二都物語」より 著者:佐々木直次郎
かろうが、一人の女の子が人の鼻先から一二ヤードのところで気絶したんならだね、望遠
鏡なしにだって見えようじゃないか。おれは君と乾杯はするが、美人だということは否定....