»
雑え
「雑え〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
雑えの前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
も実は野干だろうと言う、したがって支那日本に行わるる狐の譚中には野干の伝説を多分
雑え入れた事と想う、『今昔物語』に仏経の野干を狐とした例芳賀博士の攷証本に明示さ....
「骨董」より 著者:幸田露伴
ので、少し手取り早過ぎた似而非解釈という訳になる。 また、蘇東坡が種※の食物を
雑え烹て、これを骨董羮といった。その骨董は零雑の義で、あたかも我邦俗のゴッタ煮ゴ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
および一八四五年版コルリーの『ラチマー法談集』より抄し置いたものに、得意の法螺を
雑えたので、すべてベイコン卿の言の通り法螺の入らぬ文面は面白からぬ。しかしこれか....
「八ヶ嶽の魔神」より 著者:国枝史郎
が灰色なして水際に峙ち、諏訪明神の森の姿や、水狐族と呼ばれる巫女の一団が、他人を
雑えず住んでいる神宮寺村の丘や林などあるいは遠くあるいは近く、山に添ったり水に傾....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
う事から説き起して、それから私の出合った維新前後の事件や、なお人から聞いた事件を
雑えて、一場の責を塞いで置いた。この外にも、学校連中が私が旧来の関係もあるので、....
「おとずれ」より 著者:国木田独歩
だつれど叔母の日ごろの快活なるに似ず今朝は母もろともしめやかに物語して笑い声さえ
雑えざるは、いぶかしさに堪えず、身を起こして衣着かえんとする時階段を上り来る音し....
「十二神貝十郎手柄話」より 著者:国枝史郎
だ。 (昨夜は名古屋の富豪連を招いて、その席で館林様は話をされた。訓諭と懇願とを
雑えたような話を。しかるに今夜は浪人連を招いて、慰撫と激励の話をされた。仲介役が....
「加利福尼亜の宝島」より 著者:国枝史郎
。で、ホーキン氏は手真似を加え、それで和蘭語や西班牙語や、知っている限りの言葉を
雑え、 「私は英国の探険家ジョージ・ホーキンと申すもの、お見受けすれば何事か恐ろ....
「剣侠」より 著者:国枝史郎
ではなく、お許婚の方でございましたのね」 そう云った時お妻の眼へ、嫉妬ましさを
雑えた冷笑のようなものが、影のようにチラリと射した。 「はい」と主水は素直に云っ....
「みずうみ」より 著者:室生犀星
なかったか。 ドアが半分開いていて、白い砂の肌が一そう白く、一そう震えた青みを
雑えていた。そして窓からはなれた眠元朗がその入口から、しずかに這入って来たのであ....