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食ひ
「食ひ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
食ひの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
女たちも全く無頓着で通り過ぎてしまうのは、残念であると云わなければなるまい。 芋
食ひの美少女ら知るや如何に 目黒に甘藷先生の墓 (昭和13・10「短歌研究....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
、その男女驚き叫びてにげはしりける。あとには酒肴さはに残りたるを、幸吉飽くまで飲
食ひしてまた飛ばんとするに、地よりはたち※《あが》りがたき故、羽翼ををさめ歩して....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
めて乏しきは慨すべく歎ずべし。故に良き百姓は、世上の空言虚語に惑はされず、大いに
食ひて大いに働き、自ら三年の糧を貯ふると共に、国に三年の糧を捧ぐることを本意と心....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
卿家集』に、尼上の蓮の数珠《じゅず》を鼠の食いたりけるを見て「よめのこの蓮の玉を
食ひけるは、罪失はむとや思ふらむ」、このヨメノコからヨメガ君が出ただろう、ヨメは....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
たま詰めこんだのち出かければちょうど刻限もよかろう」
「なあに! 相手は優男に乞
食ひとり、何ほどのことやある。これだけの人数をもって押しかけ参らばそれこそ一揉み....
「金銭無情」より 著者:坂口安吾
に物をきかれたり本を貸したりするうちに、これは脈があるなと思ふと、こゝをせんどゝ
食ひ下つて口説きはじめた。 彼は人間観察家などゝ自称はしても所詮は学究で、彼の....
「母の上京」より 著者:坂口安吾
して、とつさに目当もつかないやうだ。穏やかだが、突きつめたヒロシの意志がその中へ
食ひこむやうであつた。 「外へ泊るといつても、今日は、それほどの持ち合せもないの....
「探偵の巻」より 著者:坂口安吾
ふ稀代な人物、思ひ込んだら雷が鳴つても放さない守宮の生れ変りだから、狙ひをつけて
食ひつかれたら、もはや万事休すである。娘を一室へ呼び入れて、訊問致すことになつた....
「余裕のことなど」より 著者:伊丹万作
なつてまさしく生食にまぎれもない馬が出て来たのだ。 「馬をも人をもあたりを払つて
食ひければ」と書いてあるくらいだから、何しろ手のつけられない悍馬であつたことは想....
「郷愁の詩人 与謝蕪村」より 著者:萩原朔太郎
る。)芭蕉の場合に限って、特にそれが純一に主調されているのである。 衰へや歯に
食ひあてし海苔《のり》の砂 この秋は何で年よる雲に鳥 蝙蝠《こうもり》も出でよ浮....
「目黒の寺」より 著者:岡本綺堂
女たちも全く無頓着で通り過ぎてしまうのは、残念であるといわなければなるまい。 芋
食ひの美少女ら知るや如何に目黒に甘藷先生の墓....
「間人考」より 著者:喜田貞吉
… めのありしをたゞ取りに取りて喰ひまぎらはしゝかば、チユウゲンにあやし(賤)の
食ひ物やと人も見けんかし。 更科日記に、 夕潮たゞ満ちに満ちて、今宵宿らんもチ....
「ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
声(内にて歌ふ。)
あはれ、我身を殺しゝは
うかれ女、我母。
あはれ、我身を
食ひつるは
をそ人、我父。
冷やかなる奥津城に、
小さき妹
我骨を埋めつ。
羽美....
「大利根の大物釣」より 著者:石井研堂
き去られん勢に逢い、鰓洗う声の、暗中に発する毎に、胸を刺さるる如き思いを為し、口
食ひしめ、眼見張りて、両手は殆んど水に漬け続けなり。 ただ、根競べにて、勝を制....
「山の人生」より 著者:柳田国男
を遁れ出てこの山に兄弟共に隠れたりけるが、それよりふつに人間の道を絶ちて、朝夕の
食ひ物とては、鳥獣木の実やうのものにて有り経しかば、おのづから斯う形も怪しくは成....