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「食み出〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

食み出の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
いる。おそらく江戸時代からの遺物であろう。繁った枝や葉は塀を越えて往来の上に青く食み出している。 この横町は比較的に往来が少ないので、いつも子供の遊び場になっ....
流線間諜」より 著者:海野十三
や雑誌が散らばっているが、その壁に近く、開封した封筒とその中から手紙らしいものが食み出しているのを見つけた。 それは忽ち帆村の所有慾を刺戟した。 「あれが吾が....
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
ある。 こう考えて来ると、吏道が「庶政の(だと判読)作用運営」とかいうものから食み出すという、例の声明も初めて説明がつく。作用運営とは官吏の服務内容のことで、....
映画芸術と映画」より 著者:戸坂潤
別されている処を見ると、やがて、文化映画の如きものが、所謂映画芸術というものから食み出すということに気がつくのだ。 教育映画や科学映画というもの(それから宣伝....
贋紙幣事件」より 著者:甲賀三郎
の下の方を眺めていた。 森君は、余程奥の方にはいり込んだらしく、少しばかり外に食み出していた靴の先もやがて見えなくなった。 すると、この時に背後の方に人の足....
胚胎」より 著者:宮本百合子
女は深緑の着物と同じ形(第一の女と)の頭巾をつけ髪をかまっかく巻いて頭巾のそとに食み出させてよく光る耳飾りをする。 第三の女、第一の女と同じ色に縦に五本ほど太い....
生死卍巴」より 著者:国枝史郎
中空に輝いていたので、傍らに立っている旗本屋敷の、家根の甍が光って見えた。土塀を食み出して夕顔の花が、それこそ女の顔のように、白くぽっかりと浮いて見えるのが、凄....
南国太平記」より 著者:直木三十五
して来た。そして、呼吸をするたびに、少しずつ、押し出されて来て、一管が、切口から食み出すと同時に、すぐ、そのつづきが、だらだらと出て、切口から垂れ下った。 一....
五右衛門と新左」より 著者:国枝史郎
光がさしていた。 と、一つの辻堂があった。縁下から二本の人間の足が、ヌッと外へ食み出していた。そうして其の側に一つの瓜が、二つに割られて置いてあった。 一行....
ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
ば、手わざに似たれば。 先触 その頭の上に載せている籠や、手から 五色を食み出させて提げている籠に 盛り上げてある豊かな品物を見せるが好い。 そして皆さ....